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3月の話

  • 執筆者の写真: 三夫 布目
    三夫 布目
  • 4月29日
  • 読了時間: 5分

3月中旬から末まで、スリランカ北部のジャフナ大学に行ってきました。

知人の研究者から声をかけていただきJICAのプロジェクトの短期専門家として、DNA分析のノウハウを現地の教職員に伝えることが目的の、通して2週間ほどの滞在でした。

 カウンターパート(ジャフナ大学側の、僕と一緒に動く人。国際協力時に、ペアとなる人や機関のことらしい)は、農学部の先生で乳牛の繁殖に携わっている方。かねてより、現地の乳牛の遺伝的な背景を知りたいということで、それなら僕がこれまでやってきた実験手法、DNA抽出、PCR、電気泳動の流れを教えることになりました。 2週間のうち実験指導をしたのは7日間ほどでしたが、その先生と僕、常勤の講師さん含め6名で毎日、朝から夕方までせっせと実験に没頭できたのは、前の職場いた時以来だから、6年ぶりくらい。非常に充実した滞在でした。


それはそれとして、やはりスリランカのお話を。

2つの文化、3つの言語  高校時代に学んだ記憶が少し浮かんできましたが、スリランカにはタミルとシンハラ、2つの民族集団・文化があり、話す言語や信じる宗教も異なる。大都市で国際空港のあるコロンボ含め、スリランカ国内の7~8割はシンハラ人が住んでいますが、ジャフナが位置する北部にはタミル人が住んでいるようです。コロンボからジャフナまで、片道車で8時間ほどの工程でしたが、バブニア(Vavuniya)という町から徐々に看板に書かれた文字が変っていくのです。タミル語とシンハラ後では文字の形が明らかに違うこと、バブニアあたりはそれら2つの言語+英語が看板に書かれてること、などではっきり分かります。ちなみに、シンハラ文字は丸くて愛嬌がある。え?これ文字なの?ってくらい、丸い。

 民族間で差別はまだあるみたい。でもスーパーとか街中のお店は、英語のみ表記で省スペースしている様子。ほとんどの人は英語が話せる。

ジャフナの港にある「Dutch Fort」内の解説パネル。ジャフナの歴史について書かれている。
ジャフナの港にある「Dutch Fort」内の解説パネル。ジャフナの歴史について書かれている。

料理は辛くて多くておいしい  料理は基本的に「辛い」。日本人で辛い物が苦手な人には絶対無理みたい。といっても、タイのような、口の中がひりひりする「ホット」な辛さとは違う辛さというのが僕の印象。もちろん、そういうヒリヒリチリ系の?ホットな辛さもあるけど、「スパイシー」系の辛さというのかな。なぜなら、僕の場合「ホット」な辛い物を食べた後の排便時のお尻の辛さが、ここでは全く生じなかったからである。僕は「辛さ」をあまり感じなかったため、そういう人にはとても美味しい料理ばかり。

 それから、「辛さ」に加えて、多分日本人が気を付けておくべきもう一つの点は「量」

。これは日本人からしたら、海外の大半の国がそうかもだけど、特にライス系かな。「フライドライス(チャーハン)」1品で、だいたい二人分くらいの量が出てくる。料理の値段は日本円の半分ほどの間隔。

 僕の場合は辛さも量も特に気にならず、滞在期間中は特に料理に困ることはなかった。そうなると、ただめちゃくちゃおいしいし料理がたくさん食べられる。たぶんスパイスのおかげか、新陳代謝も良くなった感じで体重も増えず、いろんな料理を楽しんで食べてみることができたのは幸いでした。あとは、「Pick Me」という便利なデリバリーアプリで、簡単な操作でホテルへの出前もしてくれる。Pick Meはトゥクトゥクを呼ぶのにも使える。ただ、お酒は日本のように気軽に手に入れられず、提供してくれるレストランやスーパーが限られている。それもしっかり仕切られた区画として設置されている。街中でも「Wine store」ってところでしか売ってなかった。お客は窓口で注文し、店員さんが奥の棚から該当商品を持ってきてくれるシステム。(あれ?でもコロンボのショッピングモールでは、日本のように陳列棚に客がアクセスできる仕組みだったな。文化の違いかな。)ビールは「ライオンラガー」、あとココナッツの蒸留酒?の「アラック」というものがあった。

なぜか僕はCurdのほうが好きだった。ビリヤニの写真撮ってなかった。
なぜか僕はCurdのほうが好きだった。ビリヤニの写真撮ってなかった。

その他もろもろ

 まず初めに。「Jaffnaの街の治安はかなり良い」。というと言い過ぎになるからダメですが、JICAの人から大丈夫と聞いていた通り、夕飯のレストラン探して街中を歩く時も、あまり気にせず自由に歩けたのは良かった。大学の学生も、先生の前ではピシッと背筋を正すこともあって、そういう文化なのかも。  ただ治安は良いけど、日本人にはそれとは別の点でちょっと困ることも。特に北部集では「日本人」(東アジア人)に馴染みがないということ。Dutch Fortですれ違った現地の人は僕と同行者の現地の日本人教員を見て、「マレーシアン?」「インドネシアン?」って聞いてきた。今まで滞在した国ではだいたい「チャイニーズ?」って聞かれてたのに。なので、治安は良いのですが、スーパーとか歩くと、けっこうというか、とても「ジロジロ」見られる。Dutch Fortでは、後ろ向き(親を見ていた)でこちらに歩いてきた幼稚園くらいの女の子が、僕の目の前で、人がいることに気が付いてパッとこっちを見たとたん「キャー!!」と叫んで親の後ろに隠れてしまった(笑)。

 その後興味津々でチラチラこっちみて、手をふってたから、トラウマにはなってないと思うけど。

 それから、トイレはタイのような、トイレの横にシャワーがついているタイプ。僕は日本のシャワートイレよりこっちの方が好き。

 あとは、大都市コロンボ。ビルのエレベーターに「13階」がなかったり、ビルによっては1階が「G」だったり「1」だったりとチグハグだったり。

 それから、ホテルの電源プラグ。Jaffnaで利用したホテルでは、日本の電源プラグがそのまま差し込めた。というか、プラグアダプター介して延長コードを接続してたところ、部屋の掃除に入ってくれたスタッフさんが「無くてもOKよ」って感じで、アダプターなしでつけてくれてた。(たぶん、掃除の際に一度延長コードを片付けて、付け直した際にやってくれたみたい)

 もっといろいろありましたが、なんか長くなりすぎて観光にいったみたいな記事になってしまいそうなので(片言の英語でプチ講義もしっかりしてきましたから!)、最後にこの2つの写真で終わります。

Sangupiddy Bridgeからの夕日
Sangupiddy Bridgeからの夕日
高大な農地、膨大なヒツジ
高大な農地、膨大なヒツジ

 
 
 

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